留学生の友人としてのお別れのことば
突然のことで驚きと信じられない気持ちでいっぱいです。
昨日研究室に入って、いつのもように Hello を言おうと
思いました。しかし、いつもの席にはカリムさんのかわりに
花束が飾られています。
三年前の入学式で、ハンサムな外国人から日本語で声をかけられました。
来たばかりの私は、いつになったら、自分はそのようにペラペラと話したいことを
日本語でしゃべれるだろうかと思いました。あれから、今まで三年間、
隣りの席でインターネットの研究をしてきました。カリムさんは研究の上に
研究を重ね、限りなく向上を求めていました。
研究の間に、同じ発展途上国から来た留学生の間柄で、お互いに
国に対する抱負、自分の将来について語る機会も多くありました。
カリムさんは修士課程を終えて、博士課程に入って、もっとインターネットを
研究して、帰国したら、メキシコと中国のあいだをインターネットを通じて、
共同研究をしよう。メキシコに帰ったら、子供にインターネットを
教えて、メキシコの子供も日本の子供のようにインターネットで楽しむ
ことが出来たら、いいなア!」といろいろ私に語りました。
カリムさん、この間、あなたの下宿で、お母さんがメキシコから送ってきた
メキシコ料理道具を壊して、ごめんなさい!また、友達を集めて各国料理を
しましょう!得意なタコスを食べられたら、いいなあと今でも思います!
この三年間に、カリムと呼び捨てて来ましたが、今日、改めてカリムさんと
呼んで、最後の別れのあいさつ、中国語で「再見」と言いたいです。
中国留学生 祁 永強
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